若手デザイナー発掘のコンペ「LVMHプライズ」の審査員を務めるユナイテッドアローズの栗野宏文さんによると、同賞において最終的に入賞するのは、クラフツマンシップや自らのローカル文化を表現している人たちに絞られる傾向にあるといいます。 ここでいう「ローカル文化」とはどういうものを指すのだろうか。ファッションデザイナーは、どういうサイズのローカル文化をイメージしているのだろうか? 栗野さんに聞くと、「ファッションデザイナーの場合、あまり考えていない。それが工芸と違うところ」と言います。大量生産の世界は脇におくとして、セラミックやテキスタイルはある物理的に狭い地域内において固有の技術を伝承するとの習慣や文化があります。一方、服の場合、厳密に地域を限定するケースと国レベルのケースが混在しやすのかもしれません。 【関連】きらびやかなラグジュアリーの終焉とLVMHプライズという才能探し この「ローカル文
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