This copy is for your personal, non-commercial use only. Distribution and use of this material are governed by our Subscriber Agreement and by copyright law. For non-personal use or to order multiple copies, please contact Dow Jones Reprints at 1-800-843-0008 or visit www.djreprints.com. http://jp.wsj.com/article/SB12090554170328684804804581077034213786172.html
今日の日本経済思想史研究会のレジュメの一部分(未完成)。ご笑覧下さい。 福田徳三とアリストテレス 福田徳三の息子福田了三は父親の死後、改造社版経済学全集『経済学原理』(流通篇上巻)に序言を寄せている。その中で了三は、福田がフランスからの帰国後、アリストテレスの研究に没頭したこと、その研究は彼の経済学体系を表すはずだった『経済学原理』流通篇の改定のためであったと述べている。 この了三の発言は、福田の弟子であった上田辰之助がやはり同趣旨のことを述べていることからも正しいものだろう。残念ながら、福田は1930年に持病の糖尿病によって慶応病院において死亡してしまい、アリストテレス研究の成果を十分に『経済学原理』の中に反映することなく終ってしまった。 今回の報告では、この福田の最後の境地ーアリストテレス研究を基礎とした彼の経済学体系の方向性を確認してみたい。 なおすでに報告者は、福田の経済学体系につ
「道徳哲学の歴史に関するロールズの思想の中心にあるもの、それは、わたしたちの伝統がもつ偉大なテキストのなかに、人生をいかに生きるべきかに関する多くの困難きわまりない諸問題に甘んじてかかわろうとする、偉大な知性たちの努力を見ることができる、という考え方である。」(「編者の緒言」より) 『正義論』によって現代の政治哲学に深甚な影響を与えたロールズ教授の、30年におよぶハーバード大学での道徳哲学をめぐる名講義をまとめた大冊である。 穏やかな情念と厳密な理性の連携が、合理的熟慮と人為的徳を導き、そこから生ずる道徳感覚は、人間本性に内在する自然な事実である、とするヒュームの心理学的自然主義。神が創造した最善の世界のもとで、自発的で個別的な理性的魂が、各々の内なる知性の自由を表現する、というライプニッツの形而上学的完全性主義。そして、理性の理念としての道徳法則に基づき、総合的かつア・プリオリな定言命法
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く