日本人にとってなじみ深い母子健康手帳、通称「母子手帳」。妊婦の健診記録や、出産時の状態、産まれた子どもの成長記録などを1冊で管理できる点が特徴ですが、今その母子手帳が世界で高く評価されています。先月、開かれた伊勢志摩サミットでも重要課題の一つとして「国際保健の前進」が掲げられ、その具体策の一つとして「母子手帳の活用」がG7の成果文書に初めて盛り込まれました。 およそ70年前に世界に先駆けて日本で生まれた母子手帳。いまやアジア、アフリカなど世界30以上の国と地域に広がっています。なぜ今、母子手帳が注目を集めているのか取材しました。 ベトナム最北端の村にも 首都ハノイから北に300キロ余り、山岳部に位置するハー・ザン省は人口およそ76万人。独自のことばや文化を持つモン族やタイ族など18の少数民族が農業などを営んで暮らしています。 診療所を訪れた母親たちに母子手帳をどう思うか聞くと、「子どもの
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