私はインターネットラジオで女子決勝を追っていた。サムことサマンサ・ストーサを応援していた私は、第一セットを思いもかけない6-2のスコアで彼女が取ったとき(もっと接戦になると思っていた)、上機嫌でブログのエントリーを書いた。 セレーナが調子の悪い事は予想出来た。今回の全米オープンテニスは第2週目に雨に見舞われスケジュールが乱れた。そのため女子の準決勝が決勝の前日であったが、セレーナの準決勝の試合は決勝の13、4時間前辺りだった。確かにセレーナは現在の世界ランキング1位でデンマークのキャロライン・ボズニヤキに楽に勝ったのだが、全然疲れなかったと言えば嘘だろう。サムはセレーナの前に準決勝の試合を済ませていたから、日程的にサムに有利だったのは確かだ。 そのせいかセレーナは第一セットを落とし、当然の事ながらご機嫌斜めだったのは否めない。また、マリア・シャラポヴァにもよくある事なのだが、調子が悪いとボ