UTCPの共同研究員である王前さんが『中国が読んだ現代思想―サルトルからデリダ、シュミット、ロールズまで』を講談社より刊行しました. 出版社の紹介ページはこちら 日本の120年を30年で駆け抜ける! 貪欲な受容と激しい思考 サルトル、ハイデガー、フッサール、ウェーバー、レヴィ=ストロース、フーコー、デリダ、ハーバーマス、丸山眞男、ハイエク、ロールズ、シュミット、シュトラウス…… 文化大革命の暗黒が晴れたそのときから、中国の猛烈な現代思想受容がはじまった! 日本のたどった道とよく似ているけれど、より切実で熱い思考にあふれたその現場と可能性を、自らも体感してきた中国人研究者が克明に描き出す。知られざる、そして知っておきたい中国がここにある。 【書誌情報】 王前『中国が読んだ現代思想―サルトルからデリダ、シュミット、ロールズまで』講談社選書メチエ,講談社,2011年. ISBN-10: 4062
2008年4月30日、「時代と無意識」セミナーでは、UTCP研究員・森田團さんによる発表「滅びのリズムと根源——ヴァルター・ベンヤミンの歴史哲学の一側面」が行われた。 この発表は、ベンヤミン『ドイツ悲劇の根源』における、〈根源〉と〈リズム〉との連関、そして「神学的-政治的断章」における〈メシア的自然のリズム〉の概念から、歴史と自然が交叉するベンヤミンの歴史哲学におけるリズムの問題を解明する試みである。 森田さんはまず時代の哲学への導入として、ハンス・ブルーメンブルク(1920-96)の著作『近代と正統性』(1966年)における時代概念を紹介する。〈時代 Epoche〉の語源であるギリシア語の「エポケー」は、ある運動の中断、そして停止・転回点を意味していた。エポック概念が、現在使われる「期間」という意味だけでなく、われわれが「エポック・メイキング」というときの、〈転換点〉としての二重の意味を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く