日本で、校正者というと表記の統一、体裁の統一ということが中心で、副次的に直感的あるいは経験から事実の論証が弱いところに関して、確認をするという印象が私にはある。次に重要な副次的な要素は、その校正者の専門に関わって、たとえば、洋食のジャンルが得意な校正者なら、その経験と直感で怪しいと感じたところに疑問を呈したりするというようなことだ。これが、映画というジャンルであれば、映画についての知識、経験から疑問出しをするというようなことである。副次的といったけれども、それは重要なことで、その校正者の専門性を形作るものだといえるだろう。 Butcherを読む限りでは、それに対して(学術書の)copy editorというものは、校正者と同じように一貫性を見るという点は共通しているけれども、その方向が少し違っているように思う。表記の統一に加えて、参考文献、参照の仕方、見出しシステムのあり方といった学術書の構
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