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ブックマーク / www.ihatov.cc (3)

  • ゴリー著『私たちの眼がもう見えなくなる時』

    先月刊行された『宮澤賢治イーハトヴ学事典』の、「翻訳と評価[英語圏における]」の項において、リース・モートン氏は次のように書いています。 2008年にハーバード大学出版社から出たグレゴリー・ゴリー著の『When Our Eyes No Longer See: Realism, Science, and Ecology in Japanese Literary Modernism』が賢治研究として非常に詳しいものである。その研究書のほぼ半分が賢治の散文の分析である。ゴリーは、科学とエコロジーの観点から賢治の童話を考察している。今迄の英語圏の賢治文学に関する文献の中でゴリーの研究がもっとも深いかもしれない。「銀河鉄道の夜」をとりあげて、ゴリーは、賢治がアインシュタインから学んだ理論をどのように文学にあてはめたかを検討している。仏教も忘れず、賢治がダーウィンの理論をどう理解していたかを追求し、そ

    ゴリー著『私たちの眼がもう見えなくなる時』
  • 宮澤賢治の詩の世界

    辻潤というのは不思議な人で、Wikipedia の辻潤の項を見ると、「ダダイスト、エッセイスト、劇作家、詩人、哲学者、僧侶(虚無僧)、尺八奏者、俳優」などと紹介されています。賢治もよく「マルチ人間」と言われますが、この辻潤も相当マルチで、かなりユニークな、一筋縄ではいかない生き方をした人のようです。 吉高由里子さんが伊藤野枝役で主演した、「風よ あらしよ」(2022NHK BSプレミアムドラマ→2024年劇場版公開)では、稲垣吾郎さんの演じる辻潤がニヒルで超かっこよかったですが、晩年の虚無僧姿は右のような感じです。ドラマでは、平塚らいてうから『青鞜』を引き継いだ伊藤野枝が、貧困のなか赤ん坊二人を抱えて苦闘しているのを尻目に、夫である無職の辻潤は、縁側で尺八を吹いているというデカダンなダメ男ぶりが印象的でした。 一方、宮沢賢治との関係において辻潤は、『春と修羅』が刊行されて最も早い時期に、

    宮澤賢治の詩の世界
  • 原体剣舞連(初版本)/『春と修羅』

    tweakk
    tweakk 2013/03/30
    この詩。少なくとも賢治が幻視した剣舞の原史の光景には蝦夷がいたのだな。
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