音楽著作権の手続きをしないまま店舗でBGMを流しているとして、日本音楽著作権協会(JASRAC)は9日、171事業者、258施設に対し、全国15簡易裁判所に民事調停を申し立てた。過去の著作権料の支払いとBGMの使用停止を求める、としている。JASRAC15支部が一斉に法的措置を取るのは初めて。 JASRACによると、15都道府県の美容室や衣料品店、飲食店などで、著作権料を支払わずにCDや携帯音楽プレーヤー、パソコンなどで音楽を流していた。著作権手続きをするよう繰り返し求めたが、応じなかったという。 店舗でBGMをかける場合、面積に応じて年6千~5万円の使用料がかかる。