BUMP OF CHICKENが約3年3カ月ぶりのアルバム「RAY」を完成させた。昨年はライブ映像作品やベストアルバムのリリースといった初の試み、スタジアムライブの実施など新たな挑戦が続いた彼ら。今回はそれらの経験がバンドに与えた影響、時間にして約5年におよぶアルバム制作期間を通しての発見について聞き、「RAY」がどのように形作られていったのかを読み解いた。 さらに本作のブックレットに搭載されたAR(拡張現実)技術の仕掛け人となった映画監督の山崎貴、AR三兄弟の川田十夢を迎えた6人の座談会も実施。2本立ての特集で作品そのものの魅力を味わってほしい。 取材・文 / 三宅正一(P1~3)、柴那典(P4~6) インタビュー撮影 / 古渓一道(P4~6) このアルバムが持ってる歴史にビックリ ──「3年ぶりのアルバム」と口にするとどこか不思議な感覚があって。それは「COSMONAUT」以降、バンド