今年のCEDECでは物理演算に関するセッションがいくつも設けられ,ゲーム業界での注目の高さを感じさせる。まず,初日のセッションでは物理演算の本家ともいえるHavokのセッションが行われた。 物理エンジンの代表として語られることの多いHavokだが,日本でちゃんと紹介されたのはおそらく初めてのことではないだろうか(ちなみに昨年のCEDECでは,ライバルとなるAGEIA Technologiesがセッションを行っていた)。 現在のHavokは,以下の4種類の製品で構成されている。 Havok Physics Havok Animation Havok Behavior Havok FX セッションでは,それぞれの製品の特徴が示された。ここでは,基本となるHavok Physicsから順に,どのような機能を持つものなのかを紹介してみよう。 ■物理エンジンとは? さて,物理エンジンと一口にいっても