米オバマ政権は10日、過激派組織「イスラム国」に拘束されていた米国人のケイラ・ミューラーさんが死亡したことを確認したと発表した。オバマ大統領は声明を発表し、「彼女の死に責任を持つテロリストに裁きを受けさせる」と強く非難した。 「イスラム国」は、ミューラーさんがヨルダン軍の空爆で死亡したと主張していた。だがヨルダン政府は「プロパガンダだ」と反発。米政府も「主張を裏付ける証拠はない」(ライス大統領補佐官)として、安否に関する情報の収集と分析を急いでいた。 米政府はミューラーさんの死因について明らかにしていない。CNNによると、「イスラム国」からミューラーさんの家族に数日前に届いた写真を米政府が分析し、死亡を判断したという。米政府は、空爆による死亡という「イスラム国」の主張を疑問視し、調査を続けるという。 複数の米メディアによると、ミューラーさんは26歳。援助関係の仕事でシリアに入国し、2013
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