Webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の運営や、「ほぼ日手帳」をはじめとしたオリジナルグッズの販売などを行う「株式会社ほぼ日」でCFO(最高財務責任者)を務める篠田真貴子さん。長年、外資系の大手企業で働いていた篠田さんですが、なぜ「ほぼ日」に転職することを決めたのでしょうか。その理由や、どのような考えを持って仕事に取り組んでいるのかなど、くわしく伺いました。 40歳で外資系企業から「ほぼ日」へ転職。インフラ作りに尽力 はじめに、これまでの経歴について教えてください。 篠田さん(以下、篠田) 大学を卒業後、1991年に株式会社日本長期信用銀行(現・株式会社新生銀行)に入行し、社会人になりました。日本長期信用銀行を1995年に退社した後、3年間アメリカに留学して、国際関係論の修士とMBA(経営管理修士)の資格を取りました。日本に戻ってからは、マッキンゼー・アンド・カンパニー日本支社、ノバルティス