ゲームでも用いられているAI(人工知能)をテーマした講演"クロムハウンズにおける人工知能開発から見るゲームAIの展望"が、CEDEC 2006最終日の2006年9月1日に開催された。セガから発売中のXbox 360用ソフト『クロムハウンズ』の開発を共同で手がけたフロム・ソフトウェアの三宅陽一郎氏が登壇。'56年から行われている人工知能の研究。その歴史の中で、ゲームはまだ人工知能技術を応用しきれていないと指摘。ゲームAIは、研究過程と結果の情報公開、論文や書籍の充実、大学との交流、人工知能インターフェースの標準化が盛んに進められている欧米と比較して、日本は出遅れてしまっているというのだ。これまで、ゲームが歩んできた歴史の中で、3D、ネットワークという革新的な技術が登場してきた。三宅氏曰く、「つぎはAIがゲーム業界の未来を切り開く」とコメントした。 三宅氏は『クロムハウンズ』で用いられているA