江ノ島電鉄の江ノ島駅に、研究施設が設置された。場所は江ノ島駅・構内の藤沢行きホーム上で、「Aqua Garden Lab(アクアガーデンラボ)」と呼ばれる施設である。 これは、魚の陸上養殖と野菜の水耕栽培をかけ合わせる「アクアポニックス」と呼ばれる事業である。この事業の検証を行うために、2023年3月31日から研究施設の本稼働を開始した。 バランスよく生態系をつくる 江ノ電の露木健勝常務は、「アクアポニックスを身近に感じていただくため、多くのお客様が利用する江ノ島駅にアクアガーデンラボを設置しました」と話すが、そもそもアクアポニックスとは何だろうか。 江ノ電とアクアポニックス事業に関する連携協定を締結した株式会社アクポニの孫田賢佑氏によると、アクアポニックスは微生物の力を借りて、生態系の循環を疑似的につくること。水の循環を行うので給水以外は一切水の必要がない。養殖水をフィルターでろ過して、
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