ティベリウス・ユリウス・カエサル(古典ラテン語:Tiberius Julius Caesar、紀元前42年11月16日 - 紀元後37年3月16日[1])は、ユリウス=クラウディウス朝ローマの第2代元首(皇帝)(在位:紀元14年 - 37年)。初代元首アウグストゥスの養子。養子となる以前の名前は実父と同じティベリウス・クラウディウス・ネロ。文武に優れ、アウグストゥスの後継者としてその手腕を発揮して元首政を盤石にしたが、周囲の人間関係に悩まされカプリ島に隠棲し、晩年は恐怖政治を敷いた。 なお、イエス・キリストが世に出、刑死したときのローマ皇帝である。イエスの言葉である「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に」(新約マタ 22:17-21、マコ12:14-17、ルカ 20:22-25)の「カエサル」とは、ティベリウスないし彼を含めた(元首の称号としての) カエサル(=ローマ皇帝)のことであ
