安い賃金で学生アルバイトを使い倒す「ブラックバイト問題」は、あちらこちらに広がっています。東京都内のケーキ店で働いていた製菓専門学校生のB子さん(19)も、ひどい目に遭って私たちのNPO法人「ほっとプラス」に相談に来ました。 B子さんは専門学校夜間コースでパティシエの技術を学びながら、東京都内で3店舗を運営するケーキ店でアルバイトをしていました。 働き始めた1年生のころは通常の働き方でした。午前6時に出勤して仕込みや販売の仕事をこなし、午後3時に終業。いったん家に戻り、午後6時からの授業に出ていました。