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  • 井荻麟作詞論 第22回「疾風ザブングル」

    井荻麟作詞論の記事は100回予定です。第22回を迎えた今回では、テレビアニメ『戦闘メカ ザブングル』のオープニングテーマ「疾風ザブングル」について語りたいと思います。 疾風ザブングル 作詞:井荻麟/作曲:馬飼野康二/編曲:馬飼野康二/歌:串田アキラ 疾風(はやて)のように ザブングル ザブングル ここは地の果て 流されて俺 今日もさすらい 涙も涸れる ブルーゲイル 涙はらって ブルーゲイル きらめく力 『機動戦士ガンダム』『伝説巨神イデオン』でテレビ放映を経て、映画デビューを果たした後、富野喜幸が名を「富野由悠季」に改めて、再びテレビアニメに復帰したのは、『戦闘メカ ザブングル』だ。そしてその作品におけるこの主題歌「疾風ザブングル」からの富野は、また今までと違う井荻麟を見せてくれることになる。 いままで、テレビシリーズの富野作品で見られる作詞は、子供向けアニメという決められた前提で核心とな

    井荻麟作詞論 第22回「疾風ザブングル」
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    type-100 2016/11/04
  • 富野が監督を務めるはずだった幻の小松左京原作アニメ映画企画『果しなき流れの果に』についてのまとめ

    先日、小松左京ライブラリがこんな話を発表しました。 『果しなき流れの果に』創作メモが、NHK『宇宙人ピピ』の台裏から半世紀を経て発見! http://t.co/tYIfbLA6aj >2000年に、富野由悠季監督によるアニメ化も企画されましたが、実現には至りませんでした #tomino — シャア専用ブログ (@Char_Tweet) 2015, 5月 25 あの日SFの最高傑作とも言われる『果しなき流れの果に』を、富野監督がアニメ化するプロジェクトはあったのか!? と驚く人も多いでしょうが。それもそうです。 そもそも、今回の発表は実は小松氏側がはじめて富野監督とこの企画を言及したものです。当時――すなわち15年ほど前、、この話は大きな話題になりましたが、公にプレスに向けて発表されたことがなく、またいわゆる不祥事によって消えた話でしたので、知らなかった人は今となってやはり大勢いるでしょ

    富野が監督を務めるはずだった幻の小松左京原作アニメ映画企画『果しなき流れの果に』についてのまとめ
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    type-100 2015/05/29
    “果しなき流れの果に”結局なんで立ち消えたのん?
  • 井荻麟作詞論 第28回「ダンバインとぶ」

    井荻麟作詞論の記事は100回予定です。今日の第28回では、テレビアニメ『聖戦士ダンバイン』のオープニングテーマ「ダンバインとぶ」について論じたいと思います。 ダンバインとぶ 作詞:井荻麟/作曲:綱倉一也/編曲:矢野立美/歌:MIO オーラロードが ひらかれた きらめく光 俺をうつ オーラの力 たくわえて ひらいた翼 天にとぶ 第21回のザブングル~エルガイム時期の井荻麟作詞を総括する記事でも言及したが、この時期の富野由悠季作品と井荻麟は「世界観ありき」という共通特徴があるが、この曲においても例外ではない。いや、むしろ『ダンバイン』においては「バイストン・ウェル」というまるで一作だけに納まらないほど複雑な想念の世界観を創出するのにあたって、この傾向がより一層強く出されている(事実、何作ものシリーズ作品も作られている)。 とはいえ、世界観が複雑だったことは、それだけ視聴者に伝えるのも難しいこと

    井荻麟作詞論 第28回「ダンバインとぶ」
  • 『翠星のガルガンティア』1~2話視聴感想

    『翠星のガルガンティア』の1話と2話に関する個人の感想を書きます。全体はプラス評価ながらも、厳しいところがややありますので、そのような話が好きじゃない人は読まないでください。 1話 Aパート 全体としての展開は見れるけど、特に面白くもないというのは実情。 ここならではの見せ場もなないし、「いきなりクライマックス」というおそらくの演出意図にも達していません。 戦局の推移を見せたが、肝心な戦闘シーンに中身がいない。敵にエネルギーを吸収されるところなんか、ただ植物が機械の頭部にかぶるだけに見える。 監督の狙いとおりかどうかは知りませんが、シミュレーションゲームじゃないから、「静的な戦闘」で魅せようとするのは、なかなか難しいものだと感じられます。確かに1話前半の戦闘は今のところこのアニメ最大の見せ場だったが、それだけのことだ。 つまるところに、ご自慢な正確な設定も、結局ほかの作品のSF設定と何の代

    『翠星のガルガンティア』1~2話視聴感想
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    type-100 2013/04/22
    理屈としては分かる
  • 井荻麟作詞論 第4回「日本サンライズ企画室」クレジットについて

    こんばんは、井荻麟作詞論の記事は100回予定です。今日はその第4回ですが、ここまでは、富野由悠季(当時喜幸)の監督作品、1977年の『無敵超人ザンボット3』と1978年の『無敵鋼人ダイターン3』における井荻麟作詞を語りました。 しかし周知の通り、この二作のOP・EDテーマにおける作詞者は、すべて「日サンライズ企画室」とクレジットされています(第1回~第3回で引用した歌詞のクレジットを参照)。それでは、富野人が手がけたものかどうかも疑わしい。 なので、今回はその「日サンライズ企画室」というクレジットを語りたいと思います。果たして井荻麟作詞であるかどうかを検証しつつ、できる限り客観的な判断を下れれば。 もちろん、検証するには客観的な資料が不可欠なので、今回は資料を中心に関係者の発言を引用・紹介しつつ、論じる形で行きたいと思います。 まず大前提として知ってほしいのは2013年時点で、「日

    井荻麟作詞論 第4回「日本サンライズ企画室」クレジットについて
  • 井荻麟作詞論 第2回「カムヒア!ダイターン3」

    井荻麟、もとい富野由悠季の作詞を語る記事は100回予定です。今回はその第2回で、テレビアニメ『無敵鋼人ダイターン3』のオープニングテーマ「カムヒア!ダイターン3」の話になります。 最初は、歌詞の冒頭を見ましょう。 カムヒア!ダイターン3 作詞:日サンライズ企画室/作曲:渡辺岳夫/編曲:松山祐士/歌:藤原誠 「1 2 3! ダイターン3!」 涙はない 涙はない 明日に ほほえみあるだけ カムヒア ダイターン3 ダイターン3 まず、イントロ部分のセリフ挿入や主役メカの名前の連呼、雄々しい歌詞などから読み取れるとおり、1978年当時ロボットアニメの王道セオリーを忠実に守っている。 この「主題歌に主役メカの名前を入れる」というセオリーは、ロボットアニメ誕生以来ずっと続けてきた主題歌における様式美といえるものだった。しかし、のち富野喜幸が『機動戦士ガンダム』でロボットアニメのいろいろな様式を破った

    井荻麟作詞論 第2回「カムヒア!ダイターン3」
  • 井荻麟作詞論 第1回「行け!ザンボット3」

    突然ですが、今日から「井荻麟作詞論」という富野由悠季監督の作詞について評論する記事を始めたいと思います。何年をかけて100回くらい書く予定です。よろしくお願いします。 ひとこと作詞と言っても、結局アニメ映像や音楽などの要素に絡むものですが、ここではそれらの要素を極力抑えて、できるだけ作詞そのものにフォーカスしたいと思います。まぁ、どのみち初めての試みなので、書きながら模索したいと思います。 それでは、今回は第1回としてテレビアニメ『無敵超人ザンボット3』のオープニングテーマ「行け!ザンボット3」を語りたいと思います。 まずは、歌詞の紹介から始めたいと思います。あの団体からの請求を避けるために、歌詞の全文引用は控えます。どうかご自分で見つけてください。ネット上ではいくらでも探せるものと思います。 行け!ザンボット3 作詞:日サンライズ企画室/作曲:渡辺岳夫/編曲:松山祐士/ 歌:堀光一路、

    井荻麟作詞論 第1回「行け!ザンボット3」
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