表現性の原則知識をデータのなかに固め、プログラムロジックが楽で安定したものになるようにせよどういうこと?人間は、手続きのロジックということになると、簡単なものでも容易に確かめられませんが、データ構造であれば、複雑なものでも簡単にモデリングできるし、論じることができます。たとえば、50個のノードを持つ木構造のポインタのダイアグラムと、50行のプログラムとで表現力や情報量を比べたり、あるいは、変換表を表現する配列の初期化構文と、同じ内容のswitch文を比べてみれば、データ構造の優位性は明らかです。データはプログラムロジックよりも御しやすいといえます。だから、データ構造を複雑にするか、コードを複雑にするかを選ばなければならなくなったら、迷わず前者を選ぶべきです。設計を発展させていくときには、コードの複雑さをデータの複雑さに切り換えていくことを積極的に考えるべきです。この考え方は、Unixコミュ