この本の概要 普段Emacsを使っている人を対象に,「もう少し文字入力を楽にしたい」「もう少しバッファ操作を強化したい」といった要望をEmacs Lispの活用やちょっとしたテクニックで改善する「作業効率に特化した逆引きリファレンス」です。Emacs Lispを自分でバリバリ書くというわけではなく,用意したものを設定するだけで簡単に利用できます。また,最終章で最近話題のanything.elでどう実現するかも解説します。最新のEmacs23準拠。 こんな方におすすめ Emacsをもっと便利に,快適に使いたい人 本書を読む前に Chapter01 設定に必要な最低限のEmacs Lispの知識 本章に入る前の基礎知識 1.1 コマンド ~Emacsに命令する 1.2 S式 ~Emacs Lispの構成要素を知る 1.3 評価 ~Emacs Lispプログラムを実行する 1.4 関数 ~前置記