失敗学を簡単に説明すると、「失敗やミスをやらかしても、それをきちんと省察することによってその後に活かそう」という考え方の事です。至極当たり前のことのようですが、これが時には難しく実践出来ていません。ましてや組織単位で失敗学を実践しようとすると、体面を重視する日本人には、まず失敗を隠蔽しようという真理が働いてうまくいかないです。 「同じ失敗を繰り返さない、失敗を活かすための考え方。」、一見ごくまっとうな考えのように思えるかもしれません。でも失敗学を学んだ私には、日本の多くの組織においてこの失敗学が全く実践されていないように思えます。 以下、失敗学を活用するための3段階の手順です。 人は必ず失敗する。人は失敗をやらかすものである事をまず認める。 失敗を隠そうとするのは自然の真理。だからこそ失敗が表に出てくる仕組みを作ること。 個人を責めるのではなく、失敗を繰り返さないための仕組みづくりをするこ