[対象: 中〜上級] アンカーテキストの重要性が薄れ「共起サイテーション」なるものがアンカーテキストに取って代わる大きなランキング要因になりつつあるかもしれない、というSEOmozのRand Fishkin(ランド・フィッシュキン)氏による大胆な予想を先週紹介しました。 ところがこの推測に対してSEO by the SeaのBill Slawski(ビル・スロースキ)氏が異論を唱えています。 アンカーテキストの効力が落ちたのではなくアンカーテキストの評価のされ方が変化したためではないだろうかというのが理由です。 まず、Fishkin氏が触れた“co-citation”(僕は「共起サイテーション」という日本語をあてがいました)は、“co-occurece”(僕たちが使ういわゆる共起語)に該当するとSlawski氏は指摘しています。 そして、Phrase Based Indexing(フレーズ
[対象: 全員] URLを、日本語ドメイン名で指定してもPunycodeで指定しても同じURLとしてGoogleは認識しPageRankの分散が発生することはない。 英語版ウェブマスター向け公式ヘルプフォーラムでのGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏の発言から明らかになります。 すなわち、HTMLのaタグでリンクを貼る際には日本語ドメイン名でそのままURLを記述しても、Punycodeに変換した状態で記述しても別々のURLとしてではなく同じ1つのURLとしてGoogleは処理してくれるのです。 <a href="http://鈴木謙一.jp/">鈴木謙一のホームページ</a> <a href="http://xn--4gq162dxnz36f.jp/">鈴木謙一のホームページ</a> 上は日本語をそのまま書き下はPunycodeに変換して書いています。 見た目は違
[対象: 全員] ブラジルのGoogleのサーチクオリティチームに以前勤めていたPedro Dias(ペドロ・ディアス)氏という人がいます。 現在は、Search Quality Allianceという名の組織で他の元Google社員と共に検索エンジンの品質向上、健全化に取り組んでいます。 そのディアス氏が、あるSEOフォーラムで投稿のあったSEOに関する質問の回答をSearch Quality Allianceのブログで公開しました。 そのなかから、僕たちにとって役に立ちそうなQ&Aを8個抜粋してこの記事で紹介します。 Q1 : nofollowリンクは多少なりとも検索結果に影響しているのか。(nofollowが付いていない)通常リンクとnofollowリンクの割合いは重要か。たとえば、もし通常のリンクが100%だったらそれはスパムの兆候になってしまうのか。 A1 : そのリンクが存在す
[対象: 全員] Googleは、2012年3月に実行した検索品質改善を公式アナウンスしました。 マンスリーイベントになっている「Search Quality Highlights」(サーチ クオリティ ハイライト)シリーズの3月版です。 【参考】 サーチクオリティ・ハイライト<2011年12月> サーチクオリティ・ハイライト<2012年1月> サーチクオリティ・ハイライト<2012年2月> 発表された改善は50以上に及びます。 数が多いので、今日は前編として24個を解説します。 1. 数学記号のオートコンプリート [ローンチ・コードネーム: Blackboard / プロジェクト・コードネーム: Suggest] これまでは正規化していた “+” と “-”, “*”, “/”, “^”, “(“, “)”, “=” の数学記号の処理を改善し一般的な方程式を検索しやすくした。 2. 記号
今回はこっそりやっておりました4段階実験の結果をご紹介いたします。実験の対象となったサイト(ブログ)は実は【SEMアドバイザーの「学生募集の宝箱」】でした。 いつもは実験対象サイトはその後の実験に影響があるといけないので、公開しないのですがこの実験対象ブログについては、今後は目立った実験をしませんので、公開させて頂く事にいたしました(と、言いつつ・・・)。 今回の実験はあるキーワードでの順位の変動を4段階にわけて検証しています。という事で、ブログを開設した5月から行なっていました。 対象キーワードと詳細 まず、この実験の詳細とその目的をご説明いたします。 <対象キーワード> SEMアドバイザー <詳細> 対象キーワードでの順位への影響を確かめるために、4段階を設定し、各段階での順位変動を確認する。 SEO実験の第1段階~2011/5/21-7/8 まず、このブログをご覧になられている方で、
意味深な記事タイトルではありますが、サイト(あるいはページ)がリンクされるということには理由があります。 つまり「リンクされるべくしてされる」わけですよね。 もちろんこれはナチュラルリンクを考慮した場合に限ります。 今日の夕方、Twitterのほうで以下のようなツイートをさせていただきました。 「張られ得るリンクしか張られない」ということを頭に入れておくことが大事。これでリンクペナルティはほぼ回避できる。 http://twitter.com/#!/imadokiseo/status/39978391247667200 自分のつぶやきを自分のブログで取り上げるのもどうかと思いますけどね。 今までブログで書いてきたこと、ツイートしてきたことを言葉を変えて言っただけなんですけど、割と大切なこと。 特に自分でSEO対策してる人は覚えておいたほうがいいかもしれません。 「張られ得るリンク」というの
SEOにおいては同じサイト内から張られたリンク、いわゆる内部リンクも外部リンク同様に重要だということは僕のブログ読者なら十分に認識しているはずです。 内部リンクを少しいじっただけでランキングが上がることもあります。 では、1つのページからあちこちのページに内部リンクを張りまくるのはどうなのでしょうか? 内部リンクをたくさん張れば張るほどいいのでしょうか? こんな疑問に対してWebmasterWorldのフォーラム管理者は、1つのページから数多くの内部リンクを張ることには2つのデメリットがありうると答えています。 リンク先ページに渡されるPageRankが分割されるので、リンク先ページの重要性が薄れる。 アンカーテキストにするキーワードが増えることによって、リンク元ページのキーワードが多種多様になりリンク元ページ自身のテーマに対するキーワードの関連性が薄れる。 リンク先ページへ均等に渡される
昨日のXMLサイトマップのクローリング促進効果に続き、海外の有名SEOブログSEOmozからSEOノウハウを紹介します。 今日は、randfish(ランドフィッシュ)氏が行った、内部リンクの最適化にかかわる実験の結果です。 Testing the Value of Anchor Text Optimized Internal Links 1.ホームページへのアンカーテキストは効果がほとんどない ホームページ(トップページ)へ向けた内部リンクのアンカーテキストは、それ以外のページ(たとえば、ブログの個別記事ページ)への内部リンクのアンカーテキストとは違って、ほとんど効力がありません。 「XMLサイトマップ SEO」というアンカーテキストで昨日の記事にリンクを張ることは、SEOに役立ちます。 (ただし、ここでは2番目に登場する同じページへのリンクなので効果なし) しかし、トップページへ向けた場
意味的に関連があって同時によく使われやすい言葉を「共起語」と、このエントリでは定義します。 (英語では同時に発生することを“co-occur”、名詞形で“co-occurrence”と言います。難しめの日本語で訳すと「共起」となります。) たとえば「カルボナーラ」と「ペペロンチーノ」や、「イチゴ狩り」と「バスツアー」、「鈴木謙一」と「海外SEO」ですね。 類義語・同意語とはまた少し違います。 同じような意味を持つ言葉ではなくて、関係性が強くて一緒に用いられることが多い言葉です。 この記事を読むと共起語の概念が分かるでしょう。 ここまでを踏まえて、今日はこの「共起語」を巧みにSEOに取り込んだ結果、ランキングが大幅に上昇したというWebmasterWorldのフォーラム管理者tedsterの過去の経験を紹介します。 「キーワードA」で「ページA」の上位表示を狙っていたとします。 「キーワード
今日は祭日なのですが、こういうときにしかできないこともありまして、珍しく朝6時ぐらいから起きてシコシコと仕事をしております。 本日の記事はアンカーテキストのバランスについてです。 100%そうじゃないと思うので「そういう可能性もあるよなあ・・・」ぐらいで読んでくれたら幸いです。 最近いろんなブログ等で「アンカーテキストは分散させたほうが良い」と言われていますよね。 同一アンカーテキストばかりだとペナルティを受ける云々なわけですけど、果たしてどれだけ検証した人がいるかどうかという話です。 そういう私も徹底的に検証したわけではありませんけど・・・。 私のクライアントでそこそこの難度のキーワードがあって、彼是2年近く私のほうでSEO対策させていただいてまして、まあその人も自分の衛星サイトみたいなんをいくつか持っているわけですけど、まずまずの順位をずっとキープしてます。 いくつか上位表示されてるん
昨日のMatt Cutts(マット・カッツ)が発言したGoogleのスパム対策強化に続いて、PubCon Las Vegasのレポートです。 Greg Boser(グレッグ・ボーザー)氏というSEOコンサルタントのセッションからになります。 Greg Boser氏はSEOカンファレンスでは常連のスピーカーで、GoogleのMatt Cutts氏ともよく絡んでます。 今回の彼のセッションのなかで特に際立った情報が2つありました。 特定のキーワードのアンカーテキストが強すぎると、Googleは自動的にフィルタをかける 商用キーワードではなくブランドのリンクを構築したほうがいい 1つ目は気づいているサイト管理者もいるはずです。 同じキーワードばかりのアンカーテキストを何度も何度も繰り返しても、ランキングの上昇には役立たなくなっているかもしれないのです。 Greg Boser氏に言わせると、しきい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く