気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 4月7日、中央アジアのキルギスの首都ビシケクで騒乱が発生した。クルマンベク・バキーエフ大統領は首都を脱出し内閣は総辞職、国会は解散し翌8日、女性のローザ・オトゥンバエワ元外相が臨時政府の樹立を宣言した。 バキーエフ政権の汚職・腐敗ぶりに国民の不満は募る一方であり、3月からは抗議行動も表面化していた。4月7日も首都で約5000人のデモ隊が治安部隊と衝突するとともに各地で暴動が起こったという。しかし、ろくな武器も持たない単なる群衆が国軍によって守られている国家元首を放逐できるわけはない。映像では治安部隊とデモ隊の衝突する様子だけが繰り返し映し出されるが、そこには映像に映らない背後の真実が隠されている。 キルギスの陸軍には旧ソ連製の戦車T72が約2