ハレルヤの賛美歌が鳴り響いた。 各クラブのオフィス前やホテルを結んで、冬の移籍市場をリアルタイム中継した衛星チャンネル『SKYイタリア』では、移籍が成立するたびに祝福の賛美歌を流す。 1月31日、ドーハでのアジアカップ優勝からわずか48時間後、長友佑都がインテルの一員となった瞬間も、そのメロディが高らかに鳴らされたのだった。 インテルについて、もはや多くの説明は必要ないだろう。昨季、欧州チャンピオンズリーグを含む3冠を達成。12月のクラブW杯も制し、世界中のクラブの頂点に立った。セリエAを5連覇中であり、FWエトーやMFスナイデルら年俸総額約138億円の一流プレイヤーばかりを揃えた正真正銘のスター軍団だ。 「ユベントス、ミランと並ぶビッグ3の一角に移籍する最初の日本人」というニュースバリューはイタリアでも大きく、翌2月1日付の『ガゼッタ・デロ・スポルト』1面見出しには“Inter alla
![「左SBとして世界トップ5に入る」長友獲得に固執したインテルの実情。(弓削高志)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b2b49167c69d44ed05041310439487f619e6d604/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2F7%2F-%2Fimg_07a5e6b3d5875a5f3182371654d70c0e244556.jpg)