大手電機メーカーの富士通は、子会社でインターネットの接続サービスの草分け的存在のニフティの個人向け事業を、家電量販店のノジマに売却すると発表しました。 ニフティは31年前の昭和61年に富士通が大手商社と合弁でパソコン通信を手がける会社として設立し、平成8年にインターネットの接続サービスを開始したこの分野の草分け的な存在です。 現在の会員はおよそ134万人に上りますが、スマートフォンの普及で新規の契約が伸び悩んでいることから売却を決めたということです。 一方、ノジマは現在、家電量販店と携帯電話の販売店を主に手がけていますが、ニフティの会員の基盤を足がかりに、あらゆる家電製品などがネットにつながるIoTの分野に事業を拡大させる方針です。 ノジマによりますと、ニフティのブランドは維持するほか、現在の会員向けのサービスについてはメールアドレスを含めてそのまま新会社に移るということです。 富士通の塚