2018年1月13日、秩父宮ラグビー場。シーズンチャンピオンを決める決勝が行われた。 昨季王者のサントリーサンゴリアスと、パナソニックワイルドナイツ。2年連続、同じ顔ぶれである。 昨年同様、いや、それ以上に両者一歩も引かない一進一退の攻防、素晴らしいパフォーマンス。「差」などない。どちらもスキルフルで、どちらもエキサイティングで、どちらもプロフェッショナル。 ただ、ほんの少し、ほんの僅かな「何か」がサントリー側に傾いた。それだけ。どちらが勝ってもおかしくない内容だった。それくらい決勝は素晴らしい戦いだった。 決勝だけではない。自分がプレーしているトップリーグのリーグ戦はもちろん、大学選手権も、花園も熱く素晴らしい試合ばかりだった。悪天候で観戦条件が厳しい試合も少なくなかったが、選手たちは必死に戦っていた。 選手だけでなく、コーチ、スタッフ、メディカル、そして家族、ファン、多くの人たちのサポ