いま子どもたちは何に悩んでいるのか? 「死にたい」と言うのはなぜか? 10代向けの相談窓口サイトを2年弱運営してきたNPO法人3keys代表理事・森山誉恵氏が綴る、若者の悩みから見えてくる日本社会の課題――。 悩みを打ち明けられない子どもたち 「悩みがあってもだれにも相談できない」 この日本において、中学生の約2割、高校生の約4割が、そう答えています。 私が代表を務める認定NPO法人3keysでは、虐待や家庭環境などで親に頼れない10代の支援を行ってきましたが、いまの子どもたちにとって本音で気持ちや悩みを打ち明けられる環境があまりにも少ないと感じていました。 核家族化が進み、共働き世帯も増えている状況で、子どもたちの気持ちに十分に寄り添っている自信のある親は少ない時代だと思います。 経済状況や社会保障もまだ未熟な点が多く、長時間労働を前提にした働き方がまだ一般的。ひとり親家庭が貧困になりや
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