【ラスベガス中井正裕】世界銀行は7日、ジム・ヨン・キム総裁(59)が2月1日に辞任すると発表した。現在2期目で、2022年まで任期を残していた。辞任理由は明らかになっていないが、米メディアは、キム氏が中国への融資条件などを巡りトランプ米政権とあつれきがあったと伝えている。 キム氏は韓国系の米国人医師。12年にオバマ前米政権の推薦で総裁に就任し、途上国の開発支援や医療、保健政策、気候変動対策…
【ニューヨーク=上塚真由】米紙ニューヨーク・タイムズが社説で日本の国際捕鯨委員会(IWC)脱退を批判したことを受け、外務省は11日、「日本はクジラの保護に献身的だ」と反論する寄稿を同紙電子版に掲載した。 寄稿は大菅岳史外務報道官名義で、同紙の社説が「重要な事実に言及していない」と指摘し、日本は国際法に完全に基づいて行動していると強調。捕鯨は何世紀にもわたる日本文化の一部であり、日本の文化的遺産や産業保護への関心を軽視することは「不快だ」と懸念をあらわにした。 同紙は12月31日に電子版で「日本はクジラの虐殺をやめよ」との社説を掲載。日本がIWCの脱退を決めたことに「危険で愚かな動き」と指摘し、「国家主義的な政治家の策略にすぎない」と批判していた。
大阪都構想の是非を問う住民投票をめぐり、前大阪維新の会代表の橋下徹氏は12日、関西テレビの番組で、松井一郎・大阪府知事(維新代表)と吉村洋文・大阪市長(維新政調会長)がそれぞれ辞職して出直し選に打って出る場合、知事と市長を両氏がくら替えして立候補するとの観測を示した。 松井、吉村両氏は、都構想の早期実施をめぐって鍵を握る公明党と対立。公明の協力が得られなければ、ともに任期途中で辞職して出直し選に臨む構えをみせている。 橋下氏は番組で、出直し選になった場合について「僕は吉村さんと松井さんが入れ替わりのダブル選挙にいくと思う」と指摘。同じポストで再選された場合、任期が現在と同じ今年11~12月までであることを念頭に、「入れ替わると、彼らは4年間任期が延びる」とし、その間に実施される次の衆院選で「必ず公明の(候補者の立候補する)選挙区に2人が出て、完全に倒しにいく」と語った。 また、住民投票の実
2020年東京五輪をめぐる不正疑惑に関連し、仏司法当局が捜査を開始したと報じられた日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長の長男で、作家の竹田恒泰氏が11日、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が主宰するインターネット番組「言論テレビ」に出演した。恒泰氏は日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告が逮捕された事件の報復とみる声があることを踏まえ、「(報復のようなことは)民度が低い国がやることだと思っていた。父をゴーン氏と同じように見られるのはたまったもんじゃない」と不満をぶちまけた。 報道によると、仏当局は恒和氏が五輪招致に向けて賄賂を支払うことを認めた疑いがあるとみている。ただ、恒和氏は疑惑を全面的に否定している。 恒泰氏は番組で「本当に父がお金を渡すように指示したのであればあってはならないことだが、『何か怪しい』とか、それくらいで国境をまたいで容疑者だとか言われたらたまらない」と恒和氏を擁護
現地の事情を知ること自体難しい 中国の西北部に位置する新疆ウイグル自治区において、現地のウイグル族(ほか、主にテュルク系の少数民族)に対する深刻な人権弾圧が起きていることはさまざまなメディアで報じられている通りだ。 現地では漢民族の移住が進み、都市部のインフラが目覚ましく整備されるいっぽう、少数民族の伝統的な生活習慣や宗教信仰への抑圧が進む。2014年ごろまでは月1回程度のペースで数十人以上の犠牲者を出す騒乱が発生していた。現在、新疆の少数民族は海外との通信が厳しく制限され、「再教育」を名目に収容施設に入れられている人々も100万人以上にのぼると伝わる。 ※2014年春に筆者(安田)が訪れたときのカシュガル市の旧市街。現在は建物の多くが取り壊されて住民も移住させられ、観光用に整備された建物だけが建っているという。 2014年ごろまでは日本の新聞の現地取材もある程度まで可能だったが、取材のハ
日本を超えた、と感じる面すらある 「1年に2回は中国に帰省しているのですが、帰るたびにあまりにも中国の変化が激しすぎて、もうついていけない……という暗い気持ちになるんです。その焦りを表情に出さないように必死なんですけど、でも、恥ずかしい失敗をしてしまうこともあって……」 陳竜さん(仮名)は40代の在日中国人。来日して15年以上になる。日本の大学を卒業し、いくつかの職を経て起業。中国に関わる仕事で生計を立てている。 私が陳さんに会ったのは2度目。拙著『日本の「中国人」社会』の取材のためだった。いつも陳さんがSNSに書き込んでいる独り言や悩み事を読んでいて興味を持ち、話を聞かせてくれないかと依頼したのだ。 中華料理店の店内に座り一息つくと、陳さんは自らの悩みを率直に打ち明けてくれた。以下、陳さんの独白だ。 「先に来日していた身内を頼って日本にきました。正直なところ、来日した理由は、日本に来れば
2015-16シーズンが開幕し、3連覇を狙うパナソニックがサントリーに快勝した。W杯イングランド大会での大躍進を受け、超満員での華々しい幕開けを期待した中、ラグビー協会のチケット販売の失態から、昨シーズンの開幕戦(8月22日、パナソニック対東芝=1万1162人)よりも少ない1万792人に終わった。この大失態に試合後、パナソニックSH田中史朗(30)は「ラグビーが負けた日です」と、痛烈なコメントを残した。 「前売り券完売、当日券なし」。チケット販売はすべて終了し、トップリーグ側は各種招待券での入場にも制限をかけた。W杯後の日本での晴れの舞台になるはずだった。W杯の熱気を逃すまいとSH田中は誰よりも気持ちを高め、開幕のグラウンドに飛び出した。目に飛び込んできたのは、両サイドゴール裏、そしてバックスタンドの両端がガラガラのスタンドだった。 試合は圧勝。3連覇を目指すパナソニックとしては願ってもな
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