大相撲の元関脇高見山の渡辺大五郎さん(77)が、外国出身力士として初の優勝を勝ち取ったのは1972年の名古屋場所。今年で半世紀となる。優勝だけでなく、2009年の定年まで外国出身初の師匠(東関親方)として横綱曙らを育てた渡辺さんが9日、取材に応じた。 今でも旧名の「ジェシー」で親しまれる渡辺さんは、米ハワイ出身らしい陽気さと笑顔で迎えてくれた。入門後の苦労話は数知れずある渡辺さんだが「戻りたいねえ」としみじみ語り、「あのときは一番よかった」。50年前の7月16日。東前頭4枚目の高見山は、千秋楽に歴史的な初優勝を飾っている。 1人横綱の北の富士が休場し、大関大麒麟、関脇三重ノ海も休場。「まさか優勝するとは思わなかったから。燃えてくるとか硬くなるとか、いろいろありました」。大関清国、新鋭の北の湖らを次々と破り13勝2敗。当時のニクソン大統領から贈られた祝辞は、「部屋にあります」と大切に保管して
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く