自衛隊と他国軍の共同訓練が相次いでいる。今月は、太平洋地域での米軍の大規模演習に自衛隊が初めて参加。米国だけでなく、インド・太平洋諸国などとの多国間訓練も多くなっている。抑止力を高める戦略のためだが、地域の緊張を高め、軍拡や偶発的な衝突につながる懸念も。あわただしい動きの背景に何があるのか。(西田直晃、山田祐一郎)
鹿児島県の屋久島沖でアメリカ空軍の輸送機オスプレイが墜落した事故で、アメリカ軍は調査の結果、機体そのものに問題があった可能性があると明らかにしました。これを受け、アメリカ軍は世界に配備しているすべての種類のオスプレイの飛行を停止したと発表しました。 目次 日本配備の米軍オスプレイは30機 米軍 奄美空港で7日予定の離着陸取りやめ アメリカ空軍の輸送機CV22オスプレイは、乗員8人を乗せ、11月29日に鹿児島県の屋久島沖で墜落しました。 アメリカ空軍特殊作戦司令部は6日、声明を出し、「初期段階の調査で得られた情報は、機体そのものの問題が事故につながった可能性を示している」と明らかにしました。 その一方で、「問題の原因については現時点ではわかっていない」としています。 これを受けてアメリカ軍は、海兵隊などが使用するMV22を含む、世界に配備しているすべての種類のオスプレイの飛行を停止したと発表
日本に初飛来したインド空軍のSuー30MKI(スホイ30MKI)戦闘機=10日午後、茨城県の空自・百里基地(春名中撮影) 航空自衛隊との共同訓練に参加するインド空軍のスホイ30戦闘機4機が10日、茨城県の空自百里基地に到着した。インド戦闘機が来日するのは初めて。16~26日に百里を拠点として、日印2国間で初の戦闘機同士の共同訓練を予定している。両者の部隊指揮官は記者会見し、防衛協力の強化を訴えた。 両国の協力関係は、戦闘機投入の訓練で、これまでの海上訓練などから段階を引き上げる形となる。日本側には中国を念頭にインドを引き込みたい狙いがあるとみられ、到着した機体の上方に弧を描く放水で歓迎姿勢をアピールした。
トンガ支援に出発する豪海軍艦アデレードに乗り込む国防軍の兵士たち/Australian Defence Force/Getty Images/FILE (CNN) 海底火山の大噴火に見舞われたトンガに支援物資を運んでいる豪海軍の艦艇で、乗組員20人あまりの新型コロナウイルス感染が判明した。日本の支援部隊にも感染者が見つかり、自衛隊は物資の輸送を見合わせている。 トンガではこれまでに新型コロナの感染者が1人しか確認されていない。外国からの支援物資とともにウイルスが持ち込まれることを懸念し、「非接触」での受け渡しを要請している。 ダットン豪国防相が25日の記者会見で語ったところによると、艦艇は人道、医療物資を積んで21日にブリスベンを出発。今週中にもトンガに到着する予定だが、乗組員600人あまりのうち23人の感染が判明した。 感染者は隔離され、重い症状は出ていないという。ダットン氏は、現地で入
竹富島の海岸に漂着した軍事訓練の標的用の無人機とみられる物体=8日、竹富町竹富島の美崎海岸(八重山毎日新聞社提供) 竹富町竹富島の北側にある美崎海岸で8日、軍事訓練の標的用の無人機とみられる物体が見つかった。流れ着いたとみられる。 第11管区海上保安本部によると、竹富島の住民から同日「オレンジ色の漂着物がある」と通報があった。海保は県警や消防、沖縄防衛局など関係機関に連絡した。 海保に通報した上間学さん(58)によると、機体の全長は5~6メートルほどで、アルファベットと数字の記載があった。上間さんは「もしも島の近くで飛び回っていたらと思うと、怖いし気持ちが悪い。万が一集落に落ちていたら大変な事態になっていたかもしれない」と不安そうに話した。 防衛局は米軍の物かどうかを含めて米軍に問い合わせている。県は情報を収集している。
24日夕方に放送されたフジテレビ系の報道番組「プライムニュース イブニング」で、海上自衛隊の哨戒機に韓国海軍の駆逐艦が火器管制レーダーを照射したとされる一連の問題について伝えた際の解説が「レイシズム(人種差別)だ」と批判する声がネット上などで上がっている。フジの岸本一朗専務は25日、定例会見で「日韓関係の改善策を探る報道ニュース内容。差別する意図はまったくございません」などと述べた。 番組は、海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍の駆逐艦に対して低空で「威嚇飛行」をしたとする写真を、韓国が公開したことをVTRで紹介。続いてスタジオで、メインキャスターの反町理(おさむ)氏が「日韓関係についてはちょっとうんざりしている人もいるかと思うんですけれども」と切り出し、「韓国人の交渉術」というパネルを示して解説を始めた。 韓国文化をよく知る産経新聞記者から聞いた内容だと前置きし、「韓国人の交渉術」は「一つ、強い
防衛省・自衛隊:北朝鮮船籍タンカー「An San 1号」と船籍不明の小型船舶による洋上での物資の積替えの疑い http://www.mod.go.jp/j/press/news/2019/01/24c.html 「小型船舶」と称しているけど、これはいわゆる日本語で表現するところの「バンカー船」である可能性が高い。 早い話が、油液(薬液含む)を海上輸送するためのオイルタンカー船の小型版。 バンカー船とは漢字語表記をすると「海上補給(給油)船舶」のことで、航空機の空中給油機と似たようなものと解釈するのが理解しやすいかなと。 防衛省が表現する「小型船舶」はバンカー船にしては比較的大型の部類で、それだけ大きな容量の油液タンクを持っていると考えられる。 むしろ、国内沿岸輸送にも使えそうなサイズの船舶であり、日本では同等サイズのオイルタンカー船が瀬戸内海〜大阪湾あたりで多く輸送業務に従事しています。
電波を出して車のドアを開閉したりエンジンを始動させたりする電子キーが、長崎県の佐世保港周辺で使えなくなるケースがこの週末に相次ぎ、「港の艦船の電波による障害ではないか」という問い合わせが佐世保市に寄せられていたことがわかりました。 このため市は、その日のうちに連絡窓口になっている防衛省九州防衛局を通じてアメリカ軍佐世保基地に事実関係について情報提供を求めましたが、回答はまだないということです。 また海上自衛隊佐世保地方総監部によりますと、27日、総監部にも、電子キーを使えなくなった人から「自衛隊の艦船が出した電波による障害ではないか」という問い合せがあったということです。 これについて総監部は「平素より適切に運用しており、最近の運用も平素の運用からさほど変わってはいないと認識している」とコメントしています。 トラブルの正確な規模や原因はわかっていませんが、NHKが市内の複数の自動車販売店に
【ソウル=水沼啓子】韓国との防衛交流の一環で、陸上自衛隊員が韓国江原道の科学化戦闘訓練団(KCTC)で韓国陸軍とのサバイバル戦ゲームを体験したところ、韓国の一部メディアが「陸軍、自衛隊とのサバイバル戦闘で勝利」「自衛隊初級幹部11人、30分で“戦死”」などと報道し、話題になっている。韓国国防省の報道官は8日の記者会見で、「こんな形で感情的に報道されるのは望ましくない」と遺憾の意を表明した。 聯合ニュースや韓国紙、中央日報などが相次いで、サバイバル戦で陸軍が自衛隊に大勝したとの内容を報道。これらの報道によると、陸自隊員(2尉ら)12人が今月4日午後、KCTCを訪れ、韓国陸軍兵士12人と実際の戦場に似た訓練場でサバイバル戦ゲームを体験した。 このゲームは、弾丸の代わりにレーザー光線を発射する銃を使い、撃ち合うもの。レーザー光線が身体に当たれば、装着したレーザー感知装置が作動し、銃撃された部位に
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