「お好み焼き食ってただけで、SNSに『田代まさしが“粉”もん食ってた』って書かれるんですから」-。元タレント・歌手の田代まさしさんが3月30日から4月1日にかけて、沖縄県内各会場で3日連続のライブを敢行した。自虐ネタを軸にしつつ、歌やダンスをふんだんに盛り込んだショー。観客からの指笛や拍手で大歓迎を受けていた。 「シャネルズ」「ラッツ&スター」のメンバーとして1980年代前半の音楽界を席巻し、その後も人気タレントとしてお茶の間を笑顔にしてきた田代さん。現在は何度も重ねた薬物事件で保護観察中の身でもある。 「みんなを笑顔にしていたら、いつかは自分も笑顔になれる」。そう信じている田代さんはこの日、まさにたくさんの笑顔を生んでいた。歌い続ける理由、自虐ネタに込めた意味とはー。田代さんに話を聞いた。(文・写真=ライター・長濱良起) ■芸能界復帰があるとするならば -半年前も、沖縄にライブでいらして