琉球王国末期の染織品290点が、欧州の博物館に所蔵されていることが沖縄県立芸術大学芸術文化研究所の調査で分かった。1952~58年に日本に滞在したオランダ人美術商のヤープ・ランゲウィス氏が収集したコレクションで、同研究所の新田摂子准教授は「沖縄の染織品が海外で適切に保管されていた。これらの収蔵品を今日まで残したランゲウィス氏についても知ってほしい」と述べた。(社会部・知念豊)
虚偽の発注書38通を作成し、約2200万円相当の物品を取引業者からだまし取ったとして、虚偽有印公文書作成・同行使、詐欺の罪に問われた元自衛官の被告(30)に対する判決公判が23日、那覇地裁であり、佐藤哲郎裁判長は懲役4年(求刑同5年6月)を言い渡した。 佐藤裁判長は「内容虚偽の発注書の乱発で自衛隊の公文書に対する信用を害した」と指摘。被害弁償を進めているが、2千万円超が未返済だとして「執行猶予を付すのが相当な事案とは到底いえない」と述べた。 判決によると、自衛隊沖縄地方協力本部の会計係だった被告は約1年半にわたり、内容虚偽の物品発注を繰り返し、複数の取引先から切手約9万点やデジタルカメラ、テレビなどをだまし取った。 公判ではだまし取った物品をリサイクルショップで換金し、遊興費や借金返済などに充てていたことが判明。被告は「悪いこととは思っていたが、後で発覚しても国が支払う(賠償する)と安易に
沖縄でおなじみの家庭料理や行事料理を、もっとおいしく作りたい! 琉球料理を長年教えてきた松本料理学院(那覇市)の講師の皆さんに、自宅でおいしく作るための基本のレシピと押さえておきたいコツあれこれ(ありんくりん)を教えてもらいます。沖縄食材や調理方法の解説もあわせてチェックしてみて! 随時動画を追加していきます。 「プットゥルー」は、サッと炒めてだしを加え、水分多く柔らかく仕上げる調理法。ソーミン(そうめん)にだしと塩、わけぎを加えた「ソーミンプットゥルー」はのど越しが良く、懐かしい味わいです。わけぎは調理の最後に入れて火を止め、余熱で仕上げると、香りがたっておいしくいただけます。 (名嘉裕子・松本料理学院講師)
7月24日午前9時過ぎ、レジャー船の台風対策のために同村の前兼久漁港を訪れていた5人は、軽自動車の海中転落事故を目撃した。車に乗っていたのは80代女性で、ブレーキとアクセルを踏み間違えたという。 新井さん、高橋さん、大木さんの3人が海に飛び込み、運転席にいた女性に「今から助ける。大丈夫だよ」と声をかけシートベルトを外すように指示した。その間、川崎さんは119番通報した。 當真さんは岸壁に係留していた船に乗り込み、漁具で車を引っかけて流されないようにした。車は前方から沈み始め、水圧でドアが開かなかったため、海にいた3人が後部のハッチバックドアから女性を助け出した。 転落後、約5分で車は海中に沈んだ。 5人全員、海難救助訓練の経験があった。川崎さんは「訓練の成果を発揮できたと思う。大事にならなくて良かった」、當真さんは「偶然が重なった出来事。奇跡としか言いようがない」、新井さんは「女性からの『
11日正午ごろ、竹富町小浜の町道で、特定小型原動機付き自転車に乗っていた東京都の会社員の男性(68)が、何らかの原因で転倒した。男性は石垣市内の病院にヘリで搬送されたが、約4時間半後に死亡が確認された。
80代の母親の年金に頼れず困窮 ひきこもり重度のうつ病を患った50代の無職男、援助した姉に敵意 義兄を殺害し懲役20年 社会の支援届かず 義兄に火を付けて殺害し、実姉を包丁で刺して重傷を負わせたとして、殺人と殺人未遂の罪に問われた沖縄県与那原町の無職の男(51)に懲役20年の判決が下された。約3年前に無職となった被告は同居する80代の母親の年金に頼り、ある時期から引きこもって重度のうつ病を患った。80代の親がひきこもりの50代の子の生活を支える「8050」問題にも通じる事件-。識者は家族だけで対応する限界と、第三者の介入で孤立を防ぐ支援の必要性を指摘する。(社会部・城間陽介) 那覇地裁での裁判員裁判で、被告は黙秘を貫き、犯行の動機や謝罪の言葉を述べることはなかった。ただ、捜査段階で検察官に「姉は私を憎むだろうが、家から解放された安堵(あんど)感もある。いかなる刑罰も受ける」と、胸中の一端を
[戦後80年へ] 遺骨収集などに取り組むNPOプロジェクトおきなわ(松永光雄理事長)が糸満市摩文仁の平和祈念公園そばの崖下で沖縄戦戦没者とみられる遺骨を発見し、19日、戦没者遺骨収集情報センターの職員に発見状況を説明した。 遺骨は5月9日からこの日までに、ほぼ全身が残った状態で見つかった。
陸上自衛隊石垣駐屯地の隊員が9日に開催される沖縄県石垣市と竹富町西表島での地元ハーリー競漕(きょうそう)に、「訓練」と位置付けて公務で出場することについて、市民団体「石垣島の平和と自然を守る市民連絡会」は5日、同駐屯地に対して訓練参加を中止するよう申し入れした。
オランダ軍の海兵隊が3月、米軍北部訓練場で行われた米海兵隊の訓練プログラムに参加していたことが27日分かった。沖縄防衛局はオランダ軍の来沖を把握していなかったが、第3海兵師団の交流サイト(SNS)が訓練の動画を流していた。在日米軍基地で米軍以外の他国軍が訓練することは日米安全保障条約で認められないが、条約を逸脱して他国が訓練に参加するといった事例はたびたび起きている。識者は「事実上の安保条約違反が常態化している」と問題視している。(社会部・塩入雄一郎) 米軍の第4海兵連隊とオランダ軍の海兵隊員が3月10日から2週間、北部訓練場でジャングルリーダーコースに参加したことを第3海兵師団の「X」やフェイスブックなどが紹介。「厳しいジャングル環境に米軍と同盟軍が対応するよう設計した」と説明している。 動画では、オランダ軍の海兵隊員2人が北部訓練場内で米海兵隊の指導官から説明を受ける場面が流れる。別の
「お好み焼き食ってただけで、SNSに『田代まさしが“粉”もん食ってた』って書かれるんですから」-。元タレント・歌手の田代まさしさんが3月30日から4月1日にかけて、沖縄県内各会場で3日連続のライブを敢行した。自虐ネタを軸にしつつ、歌やダンスをふんだんに盛り込んだショー。観客からの指笛や拍手で大歓迎を受けていた。 「シャネルズ」「ラッツ&スター」のメンバーとして1980年代前半の音楽界を席巻し、その後も人気タレントとしてお茶の間を笑顔にしてきた田代さん。現在は何度も重ねた薬物事件で保護観察中の身でもある。 「みんなを笑顔にしていたら、いつかは自分も笑顔になれる」。そう信じている田代さんはこの日、まさにたくさんの笑顔を生んでいた。歌い続ける理由、自虐ネタに込めた意味とはー。田代さんに話を聞いた。(文・写真=ライター・長濱良起) ■芸能界復帰があるとするならば -半年前も、沖縄にライブでいらして
沖縄県南城市玉城船越の生活排水用の側溝で絶滅危惧種の淡水魚タウナギ4匹が見つかった。近くに住む仲宗根寛典さん(70)が9日、側溝を清掃中に発見。23日現在、自宅で育てており「エビなどよく食べて元気。長生きできるよう専門家に引き取ってもらいたい」と話している。
ベニヤ板で作られた首里劇場開館当時の広告板を返還する金城裕太さん(右)と、手に取る瑞泉酒造の佐久本学社長=17日、那覇市首里崎山町の瑞泉
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