台湾では、旧暦の七月を「鬼月」という。閻魔大王とも呼ばれる「地蔵王菩薩」がこの世と地獄を隔てる「鬼門」をひらき、亡者たちがあの世から戻ってくる。現代日本でいう「お盆」があの世から先祖を迎えることを意味するのに対し、台湾の鬼月で迎えるのは、好兄弟(ハオションディ)と呼ばれる、身よりのない亡者の魂だ。 台湾・鬼月のタブーとは 旧暦にもとづくので鬼月の時期は毎年異なるが、今年2018年は8月11日からはじまり、次の新月である9月9日まで一ヶ月つづく。鬼月のあいだは色んなタブーがあり、大きくいえば結婚や引っ越し、不動産取引を避けるのが習わしだが、他にも色々な禁忌がある。たとえば、 1.赤い服を身に着けることや、女性の赤い下着はとくに避ける。好兄弟にまとわりつかれやすく、疲れやすい。大事なときに力がでない(赤色はあの世と通じやすい色だから) 2.夜に服を干さない(好兄弟が自分の上着だと思って居付く)
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