有田町で、60年に1度しか咲かないといわれる竹の花が咲いているのが見つかりました。 珍しい竹の花を見つけたのは、有田町白川に住む高取正浩さんで、近くにある空き地で10日ほど前から数本の竹に花が咲いていたということです。 竹の先端には長さ7ミリほどの刀のさやのような形をした黄緑色の花が垂れ下がるように咲いています。 植物学に詳しい佐賀大学教育学部の宮脇博巳教授によりますと、イネ科に属するタケの寿命は60年といわれ、イネ科の他の植物と同様に最後に花を咲かせたあと、同じ地下茎でつながっているタケは一斉に枯れるということです。 高取さんは「最初は竹が病気になったか虫がついたのかと思っていましたが、調べてみると花とわかりました。平成最後の置き土産に咲いてくれたのかなと思います」と話していました。