「積雪量564センチ」-。京都府北部で前夜から降雪が続いた16日、府の道路情報提供システムが綾部市老富町の積雪量を5メートル超と示した。福井県境の現地では例年と変わらない雪景色が広がっており、管理する府中丹東土木事務所は「どう見てもそんな積雪量ではなく、何らかの観測機器のエラーではないか」と原因を調べている。 老富町は綾部市東部の福井県境にあり、府道1号が走る。15日から積雪していたが、16日午前の府の道路情報提供システムで、「564センチ」の積雪(午前11時30分現在)とのデータが表示された。 だが、実際の積雪は長靴がすっぽり埋まる程度。同土木事務所も観測所近くのライブカメラや現地視察で確認したが、5メートルもの雪はなかった。老富町に住んでいる酒井省吾さん(68)は「ここはよく積もっても1メートル。近年はそんなに降らないし、50センチの間違いじゃないか」と苦笑い。 各地の積雪量は高所に設