隊旗授与式に臨む第7地対艦ミサイル連隊の隊員たち=沖縄県うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地で2024年3月30日午前10時11分、比嘉洋撮影 防衛省は30日、沖縄県うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地に配備した「第7地対艦ミサイル連隊」への隊旗授与式を同分屯地で開いた。政府が中国を念頭に進める南西諸島の防衛力強化の一環で、県内での陸自地対艦ミサイル部隊の配備は宮古島、石垣島に続いて3カ所目。沖縄本島では初めて。相手国の艦艇を陸上から攻撃し、島々への侵攻を阻止する任務を担う。今後、反撃能力(敵基地攻撃能力)を持つ長射程ミサイルが配備される可能性もあり、市民の間には「攻撃目標になる」と懸念する声もある。 勝連分屯地には、12式地対艦誘導弾を運用する中隊約60人と、宮古島、石垣島、鹿児島県・奄美大島の各中隊も含めて指揮統制する連隊本部などが新たに配備された。定員は既設の地対空ミサイル部隊と合わせ、約90人