死んだ魚を回収するトーヨータイヤの従業員たち=岩沼市の五間堀川で2019年10月3日午後2時ごろ、吉田勝撮影 国土交通省仙台河川国道事務所や県などでつくる阿武隈川水系水質汚濁対策連絡協議会は3日、宮城県岩沼市の阿武隈川支流「五間堀川」に、「TOYO TIRE(トーヨータイヤ)仙台工場」から消毒に使用する次亜塩素酸ソーダ約250リットルが流出し、魚が大量死したと発表した。同工場は2日午後6時ごろ流出元を閉鎖した。 仙台河川国道事務所によると、2日午後3時半ごろ、住民から岩沼中学校付近の五間堀川で川魚が大量に死んでいると岩沼市役所に通報があった。同市から連絡を受けた県が水質調査などをしたところ、同工場からの次亜塩素酸ソーダ流出が原因だと判明した。