寄生虫「アニサキス」による福島県内の食中毒の発生件数が今年既に19件に達し、昨年1年間の11件を大きく超えるなど過去10年間で最悪のペースとなっている。 うち8件はカツオの刺し身が原因と判明。県は小売店や消費者らに注意を呼びかけている。 厚生労働省によると、アニサキスの幼虫は長さ2~3センチ、幅0・5~1ミリで、白い糸のような形をしている。食中毒になると、みぞおちや下腹部に激しい痛みを感じたり、嘔吐(おうと)したりする。 県食品生活衛生課によると、県内でアニサキスを原因とする食中毒は、12~16年は0~3件で推移していた。同課の担当者は「急増した原因はわからない」と話す。ただ、カツオは刺し身で食べる際、他の魚介類と比べて身を厚めに切ることが多い。このため「アニサキスが生きたまま身の内側に残る可能性が高く、発見も難しい」と指摘している。 同課は、生魚の食中毒予防法の例として、「マイナス20度
![カツオ刺し身も原因「アニサキス」食中毒が急増 : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/188c70f462a10e044de694e1971fce6d2fcb1e48/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.yomiuri.co.jp%2Fphoto%2F20180516%2F20180516-OYT1I50011-L.jpg)