将棋の三浦弘行九段は、日本将棋連盟の調査委員会が将棋ソフトをめぐる不正行為の証拠はなかったと発表したことを受けて、27日に記者会見し、「不審な点がなかったのなら、なぜ出場させなかったのか。竜王戦への挑戦は難しいと思うが、元の状態に戻してほしい」と訴えました。 連盟が設けた第三者調査委員会は26日に調査結果を発表し、不正が疑われた対局の状況や三浦九段が提出したスマートフォンなどを調べた結果、「不正行為に及んでいたと認めるに足りる証拠はない」と結論づけました。 これを受けて、三浦九段は27日に東京で記者会見を開き、「不審な点がなかったのなら、なぜ竜王戦に出場させなかったのか、そのことに驚いた。本当に何とかならなかったのか、残念でしかたがない」と話し、挑戦者に決まっていた竜王戦に出場できなかったことについて、連盟の対応を批判しました。 そして、「竜王戦への挑戦は難しいでしょうが、元の状態に戻して