HTML においてまとまりを持った自己完結の図版や文章にキャプションを付ける場合、 <figure> 要素の子要素として <figcaption> 要素を使うことで表現できます。それとは別に表の場合は専用の <caption> 要素が HTML 3.2 やそれ以前から存在します。 両者は似た面も多いものの歴史的経緯もあり、使い方が異なります。 <caption> 要素の歴史 <figcaption> 要素 表のキャプションはどちらを使えばよいのか <caption> 要素の歴史 § HTML で表が定義されたのは1993年の HTML+ が最初です。この時点ですでに <caption> 要素は存在しましたが、この時の table は現在のものとは大きく異なる仕様で、とくに <tr> 要素はrow separatorであり、まるで <hr> 要素のように行を区切るためのものとして定義されてい