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ブックマーク / metastasis.exblog.jp (3)

  • PLUTO | 『日刊 メタスタシス』

    堅実週刊派マンガ家を代表する浦沢直樹の話題作。手法として手塚治虫直系のマンガ家でいま一番成功しており、アブラが乗り切っているのが浦沢センセであられます。その彼が手塚の『鉄腕アトム』に材を採って描き始めた作品。ご子息の手塚眞氏のあとがきによれば2002年に浦沢の側から「描きたい」と言ってきたのだそうだ。 この成り立ち自体が興味深い。材は「史上最大のロボット」の一話。浦沢が初めて影響を受けた、というようなマンガらしい。 オレは手塚というマンガ家は映画から借用したフラットなコマ割りから逃れることなく、かわりに思想性を強めていったのだと思っている。『きりひと賛歌』のような偉大で過激な試みを間に挟んで。浦沢はそうしたよくいえばコマ割りの自由度に頼らないで、読者にページを繰らせることのできる作劇法をかなり早い段階で身につけた。『YAWARA!』や『マスター・キートン』はそうしたものの第一段階だった。四

    PLUTO | 『日刊 メタスタシス』
  • 新生ZAZEN BOYSは・・・ | 『日刊 メタスタシス』

    8月28日(日)、日比谷野外音楽堂でZAZEN BOYSのライヴを観てきた。 ドラムズが天才アヒト・イナザワから松下敦(ex.ズボンズ)に代わってから初めてのライヴ鑑賞。和製ジーン・クルーパあるいはキース・ムーンだとか嵐を呼ぶ男の生まれ変わりだとか言われていたアヒトがいないZAZENとは、存在それ自体に意味があるのか、等言われている。いかなズボンズでアっても、アのアヒトのアなは埋められぬ、と多くの人が言っている。 そんなことを隣の友人に言ったらば「あんた、観てから言えよ」と。もっともである。あのスター・ドラマー アヒトを欠いては片手落ち以上に五体不満足ではないか !! そうオレもおもって臨んだライヴである。 しかし、結論から言っとくと、アヒトいない方がヨイ。ZAZENBOYSという新人バンドにアヒトは贅沢であった。アヒトの手数が多く、リズムにも色気を出すようなのはまだまだ不必要であった。い

    新生ZAZEN BOYSは・・・ | 『日刊 メタスタシス』
  • 菊地成孔氏のおもしろさ | 『日刊 メタスタシス』

    あるところで、音楽家で文筆家の菊地成孔さんがたいへんオモシロイ議論を展開しておられる。『エスロピII@暫定退避』 内容は「インターネット内でのコミュニュケーションによってインターネットに関する話をするのは限界がある」というのを主旋律にしたアーダコーダなんですが。。いや、議論自体はメタと誤解が入り交じったものでどおってことはないようにも思うけれど。 で、オレは議論の内容はおいといて、そこに現れている菊地さんという人の思考の態度というか、言葉でもって世の中に相対峙するときのあり方がたいへん興味深かった。 特徴的なのは ●わからないことは「わからないから説明してください」という ●噛み合わないことを言っている人にちゃんと「噛み合っていない」という このへんはだいたい著名人といわれるような人の場合やんないことな気がする。で、まあこれらはいいとして ●ゆきづりの議論を楽しめる、というか有意義にできる

    菊地成孔氏のおもしろさ | 『日刊 メタスタシス』
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