はじめに 非同期 I/O は、時間のかかる I/O 操作を呼び出しをブロックさせずに行う方法です。Windows でサポートされている一般的な非同期 I/O を実現する方法は何種類かあります。ソケットでは非同期の方法がさらに増えますが、それはここでは取り扱いません。代表的なものに限定します。 特にこの資料ではサンプルコードを示します。その中で非同期 I/O を実際のコードに適用することを想定して、現実的なプログラムに適用するコツを併せてご説明します。 1. 非同期 I/O とは 非同期 I/O (Asynchronous I/O, MSDN ドキュメントの中では Overlapped I/O も非同期 I/O と翻訳されているようです) とは、I/O 操作の呼び出しをブロックしないで行うことです。例えば、遅いディスクから (フロッピーディスクみたいなのを想像してください) データを読み込む
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