ちょっと長い前置きがあります。 このブログで書いている文章の多くは、「信仰を内側から見る」試みを表したものです。正確には、「内側」と「外側」を貫通する試み、あるいは「内側」の見方をそのままに「外側」的に表現する試みです。少なくとも自分ではそのように意識しています。宗教や信仰以外についての文章も、「内側から見る」方法を意識して試みるようにしています1。 とりあえず信仰について言うなら、「信仰を外側から見る」言説というのは沢山あります。文化人類学的な視点であるとか、宗教活動を文化の一部であるようにみなしたりして観察することで、学問的なアプローチとも言えます。こうしたものに(娯楽や研究者の雇用創出という)重要性がないとは思いませんし、わたし自身も好きですが、それは信仰そのものとは全然関係がありません。 もちろん、(わたし自身を含めた)大抵の人間は非常に狭い興味の範囲しかもっていないもので、それ以
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