日本はなぜ、中国の脅威を感じながらも適切な対抗策を取れないのか。作家の百田尚樹氏は、その背景には日本人の勘違いに基づいた「中国への憧れ」があると語る。 * * * 中国の尖閣諸島への“侵略”は日に日にエスカレートしています。ただし、意外かもしれませんが、尖閣周辺の東シナ海や南シナ海で暴れ回る中国に対峙しようという時に、もっとも弊害になっているのが日本人の「中国への漠然とした憧れ」です。
『ドラゴン桜』や『インベスターZ』などの著者で現在ヤングマガジンにて戦艦大和建造計画をテーマにした『アルキメデスの大戦』を連載中の三田紀房氏。この度『アルキメデスの大戦』第6巻発売のタイミングで特別対談が実現した。 お相手は『沈黙の艦隊』や『ジパング』といった名作を生みだし、現在ビッグコミックで日中軍事衝突をテーマにした『空母いぶき』を連載中のかわぐちかいじ氏だ。 2人が思う日本と軍事の関わり方とは――。 本文・構成/後藤一信 写真/花房徹治 ※『アルキメデスの大戦』の第1話 第2話はこちらからご覧いただけます。 戦争の描き方が変化している 三田紀房(以下/三田): かわぐち先生の最新作『空母いぶき』を拝読させて頂きました。 もう何もかもがリアルで、もし日中軍事衝突が発生するとしたら、日本政府関係者は、飛びついて読むんじゃないかと思いました。そして、私達は単行本片手に「あ、今、報道官が言っ
日本映画・洋画を問わず、ネタバレ・あらすじを交えて感想(レビュー、 批評、 解説…?)を語りながら、映画の魅力を再発見していきましょう。ラストを明かすことも。 (前回「『ガメラ 大怪獣空中決戦』の衝撃とゴジラシリーズ」から読む) 2016年7月13日、1996年の『ガメラ2 レギオン襲来』封切からちょうど20年目のこの日に、関係者の方々のお話[*]を伺うとともにこの映画を鑑賞できたのは無上の喜びだ。 『ガメラ2 レギオン襲来』の完成度の高さといったらない。乏しい映画体験でこんなことを書くのは恐縮だが、これぞ日本SF映画の最高峰、怪獣映画の金字塔だと思う。 全体的な作りはミステリーに近い。小松左京著『継ぐのは誰か?』やアイザック・アシモフ著『永遠の終わり』を持ち出すまでもなく、ミステリーとSFは相性が良い。だが、ミステリーの枠組みを活かし、なおかつSFで実写映画でとなると、これほど成功した例
よく「何とかの若者離れ」っていうじゃないですか。バイクや釣りのような趣味から、伝統芸能や工場熟練工の現場まで、募集したって人が集まらないとかいう各種「守るべきもの」の数々。流行りすたりはありますよね、というレベルに留まらず、すべての面において後継者不足、人手不足は以前から問題になっておったわけであります。 経済学者であれば、賃金が支払われない魅力的ではない現場に人は集まらない、効用が低いから見捨てられた領域なんだよ黙って滅べ馬鹿どもめ、と煽ってきそうな話です。だけど、例えば44歳の私が子供のころは「水泳と自転車とスキーができないのは親の責任」と言われて育って、やりたくもないスキーをやりに寒いところへ親に連れていかれてスキースクールに放り込まれた経験があります。なんでわざわざ冷たい雪の中を派手なウェア着てずるずるとボーゲンで麓まで降りてくるのに金を払わなければならないのでしょう。理不尽だ。世
Ghost in the Shell : ハリウッド版「攻殻機動隊」の「ゴースト・イン・ザ・シェル」の失敗について、製作・配給のパラマウント映画が公式にコメントをした ! ! スカーレット・ジョハンソン主演の続篇「ゴースト・イン・ザ・シェル 2」はもう、あり得ない…と受けとめて、よさそうです…。 先週末に全米で封切られたスカーレット・ジョハンソン主演の「攻殻機動隊」が、週末3日間の売り上げをトータルしたオープニング成績として約1,900万ドルしか稼ぐことができず、興業的に惨敗を喫して、沈没した…と、月曜アサ恒例の全米映画ボックスオフィスBEST10でお伝えしました。 厳密には約1,868万ドルしか売り上げることができなかったルパート・サンダース監督の「ゴースト・イン・ザ・シェル」は、それぞれパッとしない封切り成績だったSFアクション「リディック」(2013年)=約1,903万ドルや、「ザ・
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