沖縄はその温暖な気候以外に本土と異なる独特の文化があることでも知られているが、このクリスマス〜年末年始にかけての時期にもいくつか沖縄ならではの慣習がある。 以前「沖縄の旧盆の違い」についても取り上げたが、今回は沖縄らしい年末年始あるあるをご紹介しようと思う。 冬至に食べるトゥンジージューシー 二十四気のひとつである「冬至」といえば、本土ではかぼちゃを食べたりゆず湯に入る風習があるが、沖縄ではジューシーを食べる。ジューシーとは沖縄風炊き込みご飯のことで、食堂などで沖縄そばとセットで提供されたり家庭でもよく食べられている沖縄料理だ。 冬至が近づくとジューシー売り場が活気づく スーパーへ行くといくつかのメーカーのジューシーの素が並んでおり、あぐー豚入りやフーチバー(よもぎ)入りなど、味のバリエーションも楽しめる。冬至にはこのジューシーを仏前とヒヌカン(火の神)にお供えしてから家族で食べ、家族の健