憲法9条を持つ日本国民にノーベル平和賞をと訴えてきた実行委員会のメンバーや支援者は神奈川県相模原市の公共施設に集まり、インターネットを通じた中継で発表の様子を見守りました。受賞がかなわなかったことが伝えられると関係者からは惜しむ声があがっていました。 ノーベル平和賞の受賞を逃した日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の田中煕巳事務局長は「アメリカのオバマ大統領が広島に訪問したことが非常にいい影響を与えていると思っていたが受賞できず残念だ。被爆者は年々、亡くなっているので、生きているうちにノーベル賞を受賞することができたら若い人たちに引き継いでいく動きにつながる。核兵器の廃絶に向けて草の根の市民の運動に広がっていけるよう力を入れていきたい」と話していました。 太平洋のビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験で被爆した日本の漁船「第五福竜丸」の元乗組員の大石又七さん(82)は「被団協は平和の団体と