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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI (3)

  • 石原慎太郎の目指すもの「嫌悪の狙撃者」 - 深町秋生の序二段日記

    とある仕事で、話題の人物・石原都知事のを読み返していた。 石原慎太郎の小説は、肌にあうものが少なく、代表作のひとつ「太陽の季節」も、「どうです! 若者らしいでしょう!」という押しつけがましさが嫌だった。 もっとも昔の青春小説なのだから、そう感じるのもしょうがないけれど、「太陽の季節」に限らず、まず既成モラルへの挑戦というテーマうんぬんの前に、ヨット、ボクシング、モーターボート、ナイトクラブ、親分の息子とつるんで豪遊とか、体育会系で友人自慢な感じが鼻持ちならず、なにかといえば金持ち大学生であったりとか、職業が医者という設定なども気にわなかった。「ヨットなんか知らねえよ、タコ!」というか。 もうひとつの代表作・長編「化石の森」にしても、長すぎて読めなかったが、とにかくドストエフスキーがやりたかったんだろうなあと思った覚えがある。 そんなわけで合わない作品が多いけれど、数年に一度は読み返して

    石原慎太郎の目指すもの「嫌悪の狙撃者」 - 深町秋生の序二段日記
    ueday
    ueday 2010/12/14
  • 戦場という四角いジャングル「ハート・ロッカー」 - 深町秋生の序二段日記

    「ハート・ロッカー」を宮城県利府町のシネコンで鑑賞。 仙台よりさらに北に位置する町。超巨大なジャスコがあって、その周囲をロードショップがずらーっと取り囲む超人口都市であった。ゾンビがこれほど似合う町もねえなあと驚愕してしまった。じつにアメリカン。 さてアカデミー賞レース絡みで騒がれている「ハート・ロッカー」だが……まず忠告しておくと、手持ちカメラでグラグラと揺れる系の作品だったので、前の晩にバカ飲みして二日酔い状態だった私は、途中で退席してトイレでケロケロしてしまった。体調を整え、ジュースかガムを用意しておいたほうがいいだろう。 そういう体調で見たために、物語にちょっと集中できなかった部分もある。途中「え? 今なにやってんの?」と疑問符がついたところがあった。まあトイレに行っていたら、そりゃそうなるのは当然なのだが……。登場人物をあんまり掘り下げていないこともあって(主人公の嫁さんのとって

    戦場という四角いジャングル「ハート・ロッカー」 - 深町秋生の序二段日記
    ueday
    ueday 2010/03/12
  • 「隣の家の少女」ケッチャムと表現について - 深町秋生の序二段日記

    しかしこのタイミングでもうすぐ公開か……。 http://www.kingrecords.co.jp/tonari/(隣の家の少女) 東京都の青少年育成条例の改正で、非実在青少年なる奇妙な言葉が急に浮上してきたのだが、さて今週末に東京渋谷にある(やばい映画ご用達の)シアターNにて映画「隣の家の少女」が公開される。泣く子も黙るジャック・ケッチャムによる監禁暴行問題小説が原作だ。 ちなみにこの映画のプレスシートに原稿を書いてます。見かけたらひとつよろしく。ケッチャムという作家について紹介しております。映画ライターの真魚さん(id:anutpanna)も書いてらっしゃるようです。 で、詳しくは文章を読んでいただきたいのだが、ケッチャムという作家の特徴についてひとつ挙げておきたい。彼の特徴はこうだ。「人間の善悪は簡単にひっくり変わるし、基的にはみんな野獣だ」ということ。彼のデビュー作である「オフ

    「隣の家の少女」ケッチャムと表現について - 深町秋生の序二段日記
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