沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場を名護市辺野古に移設することに反対する市民団体が12日、東京・永田町の国会議事堂周辺で集会を開いたが、集会参加者は「安倍晋三政権打倒」を訴え、一部の参加者が「安倍はサタンだ」と叫んだという(沖縄県の翁長雄志知事は14日、名護市辺野古の埋め立て承認の取り消しを正式表明)。 産経新聞(電子版)でこの記事を読んで、「日本の総理大臣に対しサタン呼ばわりする日本人がいるのか」と驚いた。キリスト教文化からはほど遠い日本ではキリスト教の「神」が定着できずに苦戦していることは知っていたが、神の対抗者の「サタン」が市民権を得ていたとは予想外で、新鮮な驚きを感じたほどだ。 ひょっとしたら、日本人は「神」より、「サタン」のほうに親近感を感じているのだろうか。それとも「安倍はサタン」と呼んだ集会参加者は日本の少数宗派キリスト教徒かもしれないと考えた。日本のキリスト教会では伝統的に左