日本の妊産婦死亡率は、厚労省によると、世界的に非常に低いとされるが、それでも最近の6年余で298人が亡くなっている。そのうち、無痛分娩で13人の死亡が今回初めて分かり、厚労省の研究班が緊急提言を行った。 妊産婦が亡くなれば、病院は、日本産婦人科医会にそのことを届けることになっている。 「予期しない出血など、不確実性の部分がある」 医会の統計によると、2010年1月から16年4月まで、全国で計298人の妊産婦が死亡していた。この6年余の死者数は横ばい状態で、毎年50人前後に上っている。出産件数は、年間100万人ほどあることから、妊産婦死亡率は1%にも満たない計算だ。 死因は、子宮内などの大量出血が最も多く、続いて、血圧が上がることなどからの脳出血、羊水が血液の中に入ることで起きる羊水塞栓症などで、この3つで半数ほどを占める。 それにしても、なぜ毎年、妊産婦が50人も亡くなるような事態になって
![妊産婦、今でも年50人前後が死亡 横ばい状態、なぜ減らないのか(2017年4月19日)|BIGLOBEニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/85d2cfb28a63f39cc81a05d9a88d115cbc3a5664/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.biglobe.ne.jp%2Feconomy%2F0419%2F7923747003%2Fnews_20170419120155-thumb-288xauto-110381_thum500.jpg)