豊洲市場に整備される観光施設の運営会社が、小池知事の方針によって築地市場にも同じような施設が出来れば採算が取れなくなるなどとして、撤退せざるをえないとする意向を示している問題で、小池知事は「2つの施設で相乗効果が出るよう全体で引き上げていく」と述べ、運営会社の懸念は当たらないという認識を示しました。 これについて、小池知事は21日の記者会見で、「2つの観光施設の間でむしろ、相乗効果が出るくらいの考え方で進めていく必要がある。こっちができてこっちがぽしゃる話にならないよう、全体で引き上げていく」と述べ、客を奪い合うことになるとする運営会社の懸念は当たらないという認識を示しました。 そのうえで、「千客万来施設の整備は今後も計画どおり進めていただきたい。ここに至るまで運営会社としっかり連携を取っていたかというと、その部分は薄かった。反省し、説明し、納得いただけるよう努力したい」と述べ、懸念の払拭