11月の米大統領選でトランプ前大統領が共和党候補になることが確実となった。支持層には「熱狂的で陰謀論を妄信している」とのイメージがつきまとう。だが、米国には本当にそういう人たちがあふれているのか―。実態を探ろうと、過去の大統領選でほとんどの住民がトランプ氏に投票したことから「トランプ郡」と呼ばれる南部テキサス州ロバーツ郡を訪れた。住民が口にしたのは、「既得権益層」と見なす首都ワシントンやニューヨークへの強い嫌悪と怒りだ。それは自民党派閥裏金事件で揺れる日本の有権者にも似た思いだった。(年齢は取材当時、共同通信ニューヨーク支局 稲葉俊之) ▽見渡す限りの牧草地 テキサス州北部、オクラホマ州とニューメキシコ州の間に突き出る「パンハンドル(フライパンの取っ手)地域」にロバーツ郡はある。神奈川県ほどの面積に見渡す限りの牧草地。遠目に牛の群れが見え、放牧のスケールの大きさに驚く。毎年6月には牛を呼び
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